これは自分でも今まで意図的に書かなかった部分でもあります。
人の問題については非常にたくさんの本が出ていますし
自分自身でも「人を動かす」以上の文章を書ける気はしません。
その上、人それぞれリーダーシップの発揮方法は違います。
下手に出てまとめる人やその逆の人、アイデアだけで引っ張っていくカリスマ
長時間苦痛を伴う作業をスタッフとともに行うことで背中で語られる方など
この業界で様々な魅力的な人に出会いましたが、自分がそれらの方に変わる事はできません。

ですが、私が伸びる店のリーダーに共通する点だなと思い出した点がありました。
それはスタッフの欠点ではなく良い点を元に配置するという事です。

例えば笑顔以外は全く能力の無い子が居たとして
他の仕事は与えず、販売接客能力だけを磨かせる。

陳列だけが綺麗にできる子が居たとして
レジには入らせず、陳列ばかりをやらせる。

リーダーは彼らの動きの欠けた部分を補うように動く。
陳列の子とシフトに入ればその子の代わりにレジ等販売作業を行う。
販売の子とシフトに入ればその子の代わりに他の作業を行う。

これはドラッカーの言う『強みに集中せよ』です。

「不得手なことに時間を使ってはならない。強みに集中すべきである。
無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、
はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。」


リーダーには人材の能力を見抜くことが求められます。
見抜き、専門家として任せ、育てることで店に売り場に特色が出ます。
系列店にもお客さんにも~店には~さんが居ると言われるようになります。

リサイクル店は特に多才に使おうとして結局無能なスタッフばかり育てている方をよく見かけます。
こんな誰にでも取って代わられるような人間育てて面白いだろうか?と現役時代は思ったものです。

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