ポーターの競争優位性について
エッセンシャル版マイケルポーターの競争戦略をやっと読み切った。
授業において他の生徒さんや先生とマーケティングについて話していても会話に齟齬があり、場合によっては会話が成り立たず危機感を持ち、これに取り掛かって読み切って正解でした。

結論から言うとマーケティングへの知識が私がドラッカーで止まっていた事が食い違いの最大の原因でした。
ドラッカーは組織がちゃんとイノベーションを起こし続ける組織であり続ければその商品は自然と顧客に最適化され、売れ行きは伸びていくといった内側からの改革の思想です。

マイケルポーターの戦略は内外の二種あり、外側の戦略が顧客を限定したポジショニングマーケティング。内側の戦略がバリューチェーンを主体にした経営戦略。

外側のマーケティングで標的とする顧客を定め、それ以外の客からは意図的に不満を持たれるようにする。
そして標的とする顧客に対して内側の経営戦略(バリューチェーン)を最適化する。

マクドナルドを例とするなら、まず外側の戦略で富裕層や健康的な食事を求める層・ゆっくり食事を楽しみたい層を捨て(不満を持たれるようにする)て、早く・安く食事を取りたい層を標的顧客とする。
次に内側のバリューチェーンを早さ・安さに合わせて最適化調整する。

この内外のつながりがわからずに丸一か月悩んだ。
自分なりに表にしてみたのが添付図である。

なんとか理解できたので、一歩進めるのがうれしい。

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